伊達政宗　全８巻　山岡荘八　歴史文庫です。
　
〇第１巻　朝明けの巻
　●永禄十年（1567）、伊達政宗は奥羽米沢城に呱々の声を挙げた。時は戦国、とはいえ、一代の英雄織田信長によって、その戦国も終熄に向かい始めていた。しかし、ここ奥羽はこの時期こそ、まさに戦国動乱のさなかだった。激動の時代を生きた英傑独眼竜政宗ー
〇第２巻　人取られの巻
　●政宗を万海上人の生まれかわりとする期待が大きければ大きいほど、その反動もまた大きい。生家と伊達家の滅亡をおそれ、ひそかに政宗殺害を企てる実の母と実の弟の、肉親ゆえにこそ激しく厳しい愛憎の渦巻。だが、この試練を乗りこえなければ人間政宗の成長はなかった。政宗は涙をのんで弟を斬る！
〇第３巻　夢は醍醐の巻
　●血がたぎるほどの叛骨魂を秘めながら、豊臣秀吉という悍馬を操って、さまざまな危機を脱した政宗。だが、その眼前に、こんどこそ尋常一様ではおさまりそうにない事態が起きた。関白秀次と結んで企てたという謀叛の嫌疑！絶体絶命の渕に立って、政宗は、いかなる捌きでこの荒波を乗り切るのか？
〇第４巻　黄金日本島の巻
　●太閤秀吉の死後、天下はふたたび覇権争いの坩堝と化した。秀頼を擁する石田三成。
〇第５巻　蒼穹の鷹の巻
　●若者の気宇は大きい。それゆえに思わぬ人生の罠に陥る。政宗の娘婿松平忠輝は、いままさにその奈落の渕に立っている。
〇第６巻　大阪攻めの巻
　●大阪城！この難攻不落の巨大城に、不平不満の牢人がぞくぞくと入城して、関ヶ原以来十五年の泰平はいま、風前の灯の危うきに瀕している。
〇第７巻　平和戦略の巻
　●大坂冬の陣につづく夏の、もはや勝敗の目は、はっきり関東ときまっても、なお流される血または血。そして、エスパニア艦隊の来援はないままに、ついに豊臣は滅びる。
〇第８巻　旅情大悟の巻
　●巨星家康の死後、徳川幕府は着々と基盤を固め、三代家光の時代には確固不動となった。そして、口実を設けては外様大名の取り潰しを策し始める。

1,986年8月28日　第1刷発行
2003年1月24日　第33刷発行
著者　山岡荘八
発行所　株式会社講談社
1冊の定価　580円（税別）

※傷や汚れもほとんどありません。
※写真5枚目6枚目、第4巻上部に僅かな日焼けの様なシミがあります。
※最後部に朱印があります。

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