MAGMA Opera De Reims 1976（国内盤3CD）

最強メンバーによる怒涛のライヴ
1976年「Udu Wudu」発表後、伝説的なルネッサンスツアー終了後にヤニックトップが再び脱退した時期。少数精鋭で臨んだルネッサンスツアーから再び大所帯編成でのライヴ音源である。　面倒臭いがメンツを挙げると…。
　クロース・ブラスキス(Vo.Perc)/ステラ・ヴァンデ(Vo)/デディエ・ロックウッド(Vin)/ガブリエル・フェドロウ(g)/パトリック・ゴーティエ(Key)/ベノワ・ヴィデマン(Key)/ベルナール・パガノッティ(b)/クリスチャン・ヴァンデ(Dr・Vo)

　このラインナップでのライヴ終了後、Magmaは「Attark」の製作に入り、ファンにはイマイチ評価の芳しくないソウル・ファンキー路線・及びヴァンデのプロジェクトへとひた走るわけだが、今見てもこの時期のメンツは最強ではなかろうか。ため息が出ます。
　３枚組というボリュームも嬉しいし、選曲・演奏の方も相変わらず素晴らしく、このメンツで聴ける「De Futura」「Thuesz Hamtaahk」や30分近いヴァンデのDrソロ「Sons Et Chorus De Batterie」が聴けるのはこのCDだけなので、ファンの方はチェックしておいた方がいいかもしれない。
　ただ、音質が不安定な点と(やたら低音がでかくてロックウッドのVinやステラのコーラスが聴こえづらい…。逆にパガノッティのブリブリBassが思いっきり暴れまわっているのでこれはこれ良かったりするのだけど…。個人的にはトップよりもパガノッティのプレイの方がアグレッシヴで好きです)、名曲「Mekanik Destruktiw Kommandoh」が怒涛の演奏の途中でテープが切れてしまう点(強引なフェイドアウトが…)。まあ、そんな欠点ごときでこの歴史的名演をリリースしないのってのも犯罪的行為であるけど。
　とにもかくも、ハイテンションで驚異的な演奏が聴けるMagmaのライヴ音源でも「Magma Live」や「Toulouse 1975」と引けをとらない出来であるのでファンの方は是非爆音で聴いてください。圧倒されます。

再生確認済みです。

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